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テープのループを作る 【自作テープ録音】

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テープのループを作る 【自作テープ録音】
テープルーパーで使うテープの輪っかを作ってみます。カセットを使ったものはほぼ人の動画の再現なので、後半はレゴのパーツを使った簡単な例を。

デモ動画は自作カセットテープ録音(へぼ)のメモをご覧ください。

カセットテープのループの作り方

カセットテープを使ったループはYouTubeにあったこの動画を参考にさせてもらいました。

HOW TO MAKE A CASSETTE TAPE LOOP (DIY 5 SECOND LOOP)

https://www.youtube.com/watch?v=hER3s1NPr_U

実際に作ってみる

使う材料と道具は、Maxellの60分のカセットテープ(ダイソー)、セロハンテープ、ハサミ、プラスドライバー、定規。セロハンテープは目立つように銀色で。

テープループを作る道具。カセットテープ、セロハンテープ、ハサミ、精密プラスドライバー

Maxellのカセットテープを分解すると中のパーツは、ガイドローラー2つ、リールハブ2つにテープ、テープパッド、ネジ4つ、ロゴが入ったシート。シートはテープが絡むのを防止する役割もあるみたいですがなくても問題ないです。

ダイソーのMaxell60分ノーマルカセットテープを分解

カセットのループはテープの長さが重要で、長すぎると絡みますし短いと伸びたり切れたりします。

動画でも説明がありますが左右2点のローラーと片方のリールハブの3点なら21.9cmがベストの長さ。約5秒間のルーパーになります。テープの走行速度は4.76cm/1秒なので正確には4.6秒ループですか。

 

定規で21.9cmのところに印をつけてハサミで切ります。

21.9cmを測って印をつけてハサミで切ります

でテープが巻いてあった内側にセロハンテープをつけます。(外側に磁気ヘッドがあたる)

テープの内側をセロハンテープを貼る

慎重にもう片方のテープもつけます。重ならないように曲がらないように。テープパッド(ヘッドとテープを密着させる部品)にセロハンテープの継ぎ目があたるのでしっかりと接着。

ずれないようにまっすぐ慎重にもう片方も貼る

テープまで切らないように余分な両端をハサミで切ります。

両端のセロハンテープを慎重に切る

本体にテープを入れて完成。

テープループ完成

リールハブはテープを挟むところが取れますけど、段差にならないように接着剤でつけておくといいです。

テープの長さはリールハブやガイドローラーを追加して長くすることもできるので、この倍以上のループタイムも可能だと思います。長さを調べるのが大変そうですが。

カセットとレゴで作る場合の欠点

レゴで作る場合の欠点なんですが、レゴのパーツでピンチローラーを実現しようするとカセットとぶつかってしまって一部カセット本体のプラスチックを削らなといけません。ちょっとかっこ悪いし面倒。ピンチローラーだけ部品取りしてうまくレゴのパーツを改造することもできそうですが難しそうです。

カセットとレゴで作る場合一部ケースを削らないとピンチローラーがぶつかる

カセットを使わないほうが簡単

市販の機器を使わない場合はカセットは使わずレゴだけで作るほうが簡単だったりします。カセットのサイズ的な制約から開放されますので。テープの長さも自由にできますし。

▼これは作り始めのころの画像。ガイドローラーっぽく使えるパーツあるし張り具合の調節もできてラク。これでもちゃんと回りました。

カセットを使わなずレゴだけのルーパーは簡単

カセットなら市販のカセットテープレコーダーで使えたり保管しやすいので一長一短ですかね。

カセットを使わない作り方についてはキャプスタンとピンチローラーのページでやる予定なのでそちらをご覧くさい。

カセットテープの入手と種類

ノーマルのカセットテープはまだ生産されてるので2018年現在でも入手は簡単です。ダイソーで1本100円で売ってますね。maxellの60分と10分のやつが本体とケースが透明でネジで分解できるタイプでした。

接着剤でくっついてるタイプのカセットは分解できないので買う前に確認したほうがいいです。

磁性体の種類

ノーマル(TYPE I)ハイポジション・クロム(TYPE II)フェリクロム(TYPE III)メタル(TYPE IV)は磁性体(金属)の素材の違いで周波数特性やらが変わるようです。ぼくはノーマルしか使ったことがありません(´ω`;)。今はノーマルしか生産されていないのでハイポジとかメタルは希少で高価ですね。フェリクロムは80年代後半に生産されなくなったレアものらしく見当たりません。

録音・再生の回路は磁性体によって電圧が違うので変えないといけないようです。なので尚更ノーマル以外に手を出す気はないなぁ。

エンドレスカセット

いろいろ調べてるときに見つけたんですがエンドレスなカセットテープが存在します。これ片方のリールハブにだけテープが巻いてあって内側からテープを出し、外側に巻いていく変なテープ。長いループになってます。スーパーで宣伝を繰り返し流すのに使われてたとか。

YouTubeにあったエンドレスカセットと8トラックの構造を解説している動画はテープレコーダー・プレーヤーの構造を理解するのにかなり参考になりました。昔カラオケで使われていた8トラックのシンプルな構造は必見です。

 

最後に

正直カセットのループは見栄えがいいので作ってみた部分がありまして(´ω`;)。個人的に実用的なのはカセットを使わないレゴで作るほうなので、そっちの作り方を試してるのでキャプスタンとピンチローラー編に載せようと思います。

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