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国立国会図書館オンラインにあるテープレコーダーの技術書まとめ

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国立国会図書館オンラインにあるテープレコーダーの技術書まとめ
絶版の古いテープレコーダーの技術書が国立国会図書館オンラインに何冊かあったので、紙のコピーを送ってくれる遠隔複写サービスで利用できる本をまとめておきます。

国立国会図書館オンライン

テープ録音の技術的なことはネットで調べるにも限界があったので遠隔複写サービスはありがたいです。大体50~70年代の本なのでもう手に入らなかったり高値がついてたりしますし。とりあえず見つけた本は載せてます。少しづつ読もうかなと。

ちなみにぼく個人的にはカセットテープでループ系の楽器を実験してる最中なのですが、主に知りたいところは録音・再生・消去の回路のアイデアやちょっとした小技とか。メカ部分は自作が難しいので最近は市販品を使ってます..。

初等テープレコーダ教科書 / 山田 泰三

数式が多い本なので数式が苦手な人には厳しいかも(ぼくみたいに)。

http://id.ndl.go.jp/bib/000001143811 目次画像

東京 1976年 188ページ 1枚23円 目次なし

テープレコーダ : 装置の知識と使い方 / 土屋 赫

1章と2章をさらっと読んでみましたが、図解がわかりやすくて細かいところまで詳しく書いてある濃い本なのでおすすめです。カセットテープや8トラックもちょこっと出てきたり。(目次がないので画像あげておきました)

http://id.ndl.go.jp/bib/000001131499 目次画像 アマゾン

東京 1972年 232ページ 1枚23円 目次なし

ハイファイ・テープレコーダ (ラジオ技術全書 ; 第16巻) / 森園 正彦

未読です。この本はページ数が多いしB5で引き伸ばし(1枚70円)濃厚なのでバカ高くなりそう。売ってるので普通に買ったほうがいいですね。著者の森園正彦さんは元ソニーの副社長とのこと。

http://id.ndl.go.jp/bib/000001124870 アマゾン

東京 1969年 628ページ 1枚70円? 目次なし

テープ・レコーダー / 大津 光一

この本は80ページ分ぐらい頼んでさらっと読みました。1959年と古めですが図解が多くて数式はあまり出てこないので読みやすい本です。製品では採用されてない機構がちらほら載ってるのが面白かったり。時代的に真空管を多用してますし回路的には参考になる部分は少ないかなぁ。

http://id.ndl.go.jp/bib/000000993427 アマゾン

関西 1959年 246ページ 1枚23円 目次あり

テープレコーダ技術読本 (電波科学シリーズ) / 渡辺 浩光

この本は運よく購入できました。読みやすい文章で図解も多いので今のところ一番おすすめの本です。

http://id.ndl.go.jp/bib/000001048165 アマゾン

関西 1963年 216ページ 1枚23円? 目次あり

テープレコーダー : 作り方・使い方・調整法 (HiFiブックス ; 第5) / 長友 俊一

http://id.ndl.go.jp/bib/000001019909

関西 1961年 216ページ 1枚70円? 目次あり

磁気録音機 (OHM文庫 ; 第17) / 多田 正信

http://id.ndl.go.jp/bib/000000900574 アマゾン

関西 1953年 211ページ 1枚70円? 目次あり

テープレコーダ / 阿部 美春

未読です。この本はAmazonで評価高いですね。

http://id.ndl.go.jp/bib/000001120403 アマゾン

東京 1969年 329ページ 1枚70円? 目次なし

テープレコーダ / 津野尾 忠昭

http://id.ndl.go.jp/bib/000001121695 アマゾン

東京 1971年 255ページ 1枚23円? 目次なし

ラジオ技術 6(10) 1952.09

1952年の雑誌ですけどテープ関連の記事が多くあります。著者が考案したらしい「変調録音方式によるテープ・レコーダーの試作」や「テープ・ヘッド自作法の勘所-録音ヘッド・再生ヘッド・消去ヘッド-」など面白そうな記事多いです。

http://id.ndl.go.jp/bib/b00017751446

東京 1952年 125ページ 1枚70円 目次あり

雑誌等の一部

テープレコーダーの原理と作り方 / 大津 光一

「作り方」だけあって著者さん自作の(たぶん)テープレコーダーの簡単な設計図が載ってます。貴重かも。写真は印刷が潰れててよくわかりませんけど。古いですが面白い記事です。15ページ(8枚)だけど引伸しありなので注意。

http://id.ndl.go.jp/bib/10129769

東京 1952年 15ページ 1枚70円

差動バイアス磁気録音再生機 / 金田 明彦

まだじっくり読んでないですが録音回路で参考になりそうな内容です。差動バイアスは交流バイアス波をBTL接続してるような感じかな。シングルバイアスも気になる。回路は現代的で分かりやすいし1枚23円なのでおすすめです。

http://id.ndl.go.jp/bib/3730849

東京 1991年 20ページ 1枚23円

無バイアス磁気録音の磁化機構 / 熊倉 尚

「無バイアス」のワードに釣られて頼んでみましたがさっぱり理解できませんでした。かなり専門的な内容でぼくが読めるものではなかったようです。

http://id.ndl.go.jp/bib/9117399

東京 1961年 8ページ 1枚70円

テープ・レコーダの信号対雑音比を改善する,ドルビーの特許 / 吉沢 寿康

http://id.ndl.go.jp/bib/3207140

東京 1988年 3ページ 1枚??

テープレコーダにおけるフラッタおよびキャプスタン軸の回転むら / 小森谷 英俊, 八田 征

http://id.ndl.go.jp/bib/1715710

東京 関西 1976年 7ページ 1枚??

カセットデッキの雑音低減方方式 (オーディオ機器(特集)) / 宇野 善之

http://id.ndl.go.jp/bib/7647220

東京 1972年 3ページ 1枚??

カセットデッキのオートバイアス・オートイコライザ / 樋口 重光, 三瓶 徹

http://id.ndl.go.jp/bib/2301529

東京 1981年 4ページ 1枚??

カセット・テープレコーダの小形軽量化技術 / 等々力 亮

http://id.ndl.go.jp/bib/2181172

東京 関西 1980年 6ページ 1枚??

遠隔複写サービスの使い方

国立国会図書館オンラインの遠隔複写サービスは普通のネットショップのように会員登録して記事をカートに入れて注文する流れです。ただ複写は著作権の関係で1冊半分までとなっていて、1冊丸々コピーを頼めるわけじゃありません。半分を超えないように複写箇所を指定する必要があります。

説明は公式ガイドにありますけど、わかりにくったところや要点を少し書いておきます。

複写箇所の指定方法

複写箇所の指定は大雑把に記事名(章とタイトル)と著者名を記入するだけで大丈夫でした。「巻号、ページ」や他の欄は必須ではないです。できるだけ詳しく記入したほうがいいみたいですがこれでも問題ありません。

公式のコラム電子ブック・電子ジャーナルの検索方法および遠隔複写サービスの申込み方法にもやり方書いてますね。

遠隔複写サーピスの複写箇所一覧。

(遠隔複写ボタンのポップアップは別のところをクリックすると消えてしまうので、一旦カートに入れてから後で内容を編集するといいです)

※ 目次がなくて記事名がわからない場合は、「目次」にチェックして(他の欄は空欄でOK)目次を申し込んでから上記のようにまた申し込みます(2回申し込みが必要)。

▼1冊分指定するとこんな感じです。「初等テープレコーダ教科書」のときは1章 2章 6章 7章を指定して半分未満に。複写箇所は25件までの制限ありますね。

遠隔複写サーピスの複写箇所指定方法。

(1冊読みたい場合は工夫するといいようです。うまくやってください)

遠隔複複写にかかる料金・お支払い

遠隔複写にかかる料金は送料が300円?〜 + 手数料200円 + コピー1枚(2ページ分)23円〜 + 消費税なので大体の計算はできますが、届いてみないと正確な料金はわかりません。本のサイズによって1枚の料金は変わりますし送料も場所やサイズ・量で変わります。意外と複雑..。それと東京本館と関西館はそれぞれ別に送料・手数料がかかるので注意です。

お支払いは後払いの銀行振込のみ。口座情報や支払い金額、コンビニ・ゆうちょ銀行・郵便局の用紙が入ってるので20日以内に支払います。もちろんネットバンキングで振込してもいいです。

引伸し料金に注意(1枚70円)

元の本のサイズがA5かB5ならコピー1枚23円ですけど、A5以下のサイズの本はフィルム伸ばしで1枚70円になってしまうようです。枚数が多い本はやばい金額になるので本のサイズは事前に確かめておいたほうがいいかと。本のページにサイズが書いてますが21cm以下ならフィルム伸ばしになると思います。

▼細かい記事を適当に申し込んだ時の金額。フィルム伸ばしが高い。

遠隔複写サーピスの請求書。

最後に

テープレコーダーの本って意外と多いですね。国立国会図書館オンラインだけでこれだけあるとは。ほぼ検索で探しましたが見落としてる本や記事があったら教えてください。

まだ全然読めてないので少しづつ読んで追記していこうと思ってます。

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